102SSC 22AWG

AK300を購入後、新たなバランスケーブルが欲しくなったため、製作しました。いわゆる電線病というものです 笑笑

今回のコンセプトは、出来るだけ太い銅線を使用することとメッキ無しの純銅ケーブルにする。この2つです。

銅線に関しては見た目のことも考え、透明な被膜のものを使用したいと思っていたのですが、酸化しやすい銅はケーブルの緑化という問題がどうしても発生してしまいます。そこで今回は不透明の被膜のケーブルを使用しました。

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ケーブルはオヤイデ電気で購入した精密導体102SSC 22AWGです。一般的なケーブルと比べて太すぎてチェーンにも見えますね…

今回は白と黒のコントラストを綺麗に見せるために銀色のケーブル分岐点、カーボンを使ったプラグを使用しました。ちなみにイヤホン側の端子はeffect audioの2pinです。明らかに本家をパクっているように思われるかもしれませんが、ご了承ください。

ケーブルは初めから四つ編みされているので作業が非常に楽ですし、見た目も綺麗にできます。値段も安いのでコスパはよろしい方だと思います。

今回なぜ太いケーブルを使用したのかというと、強度確保と芯が通ったハッキリした音を目指すためです。

一般的に電流は導体の表面を流れる訳ですが、導体の表面積を増やすと当然電気抵抗も少なくなり、音が太くなるそうです。実際に先程出てきたeffect audio製のケーブルも導体を太くするオプションがあります。

ケーブルが太いぶん、はんだ付けもちゃんとしないとプラグカバーがつけられないといったトラブルも起こるリスクもありましたが、無事完成しました。

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実際に使用してみて…

イヤホン→64audio u4

プレーヤー→AK300 アンプ無し バランス接続

今までNobunaga labs 雷切改を無理矢理2pinに改造していたものを使用していたのですが、それと比べ音場が若干狭くなったぶん、ボーカルが映えるようになり、バランスのよいサウンドに仕上がりました。

もともと低音が強いu4のバランスをよりフラットに近づけてくれました。雷切改では低音と高音が強調されてボーカル域が遠くから鳴っていたのですが、銅線特有の低音の増強はそれほど感じられず、高音も質の良いものが鳴ってくれています。

味付けの少ないAK300との相性も良く、当初の目標であった芯の通った音も出ており、非常に満足しています。

費用

精密導体102SSC 2m 1728円

ケーブルスプリッター 1個 432円

effect audio ciem 2pin 1200円

2.5mm4極バランスプラグ 580円

計3940円。

はんだ付けのスキルがある人は是非ケーブルの自作にも挑戦してみてはいかがでしょうか?

自分オリジナルのものはもちろん、同じ製品を購入するよりもかなり安く作れますよ。

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ケーブル自作記録でした。

訂正、今回使用した102SSCは26AWGではなくさらに太い22AWGです。