現状

皆さまご無沙汰です。

忙しすぎて最近イヤホン等を自作する暇があまりありません…

 

1年以上何も音沙汰無かったのは、主にサークル活動等があったからです。

今は人力飛行機を作っています。(図面描いたり寸法決めしたりする割と重要なポジションです笑笑)

 

さて、前日格安でintime ソラ(初代)を入手することができたので、久々に自作カスタムをやろうかと考えています。

その前にちょっとずつこの未投稿期間に作ったカスタムたちを紹介していこうと考えております。

今後ともよろしくお願いします。

ヘッドホンにもハマる

大学生活にも慣れてきて本日から自動車学校にも通い始めたHMASSAです。

今まではカスタムiemを作るのがメインでしたが、最近はヘッドホンにもハマっています笑

もちろん、カスタム製作は今後も続けようと思います

 

ヘッドホンを買っても、性格上やっぱりそのままでは満足いくはずがないので、ほとんどの機種に手を入れてます

では、購入した順で紹介していきましょう!!

 

1.beats pro DTX

状態の悪いものを格安で購入。
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イヤーパッドは交換、ヘッドバンドはボロボロだったため、伸縮性のある布でカバーを製作。久しぶりの裁縫なので縫い方が雑ですが、使用時に隠れる部分なので気にしません笑笑
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ちなみに無改造なのはこれだけです。

音の傾向としては、monster社のイヤホン、 turbine copperのような分厚い低音が目立ちますが、中高音も出てないというわけではありません。近年の洋楽やロックにはよく合うと思います。

難点を上げるとすれば、側圧がキツくてこれからの季節かなり蒸れそうです。

 

 

2.ultrasone HF-680

傷有り品を購入
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一度は手にしてみたかったultrasone

かなり古い機種ではありますが、現代のヘッドホンにも負けない音を鳴らします。

元々リケーブル不可能なモデルですが、バランス接続にも対応させるため、L+,R+,L-,R-という極性でリケーブル可能にしました。


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周囲を削ることなく綺麗にハマりました。



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内部はこのようになっています。

ドライバー背後にあったシールを全て剥がして低音を増強させ、空間表現力を高めようとしました。その分ハウジング内で音が反響するのを防ぐため、手芸屋で買ったフェルトを貼っています。

オリジナルよりもさらに重厚な音になった気がします。

上位機種のedition9と比較し、近づけたいところですが、それを聴ける環境がほとんど無いのが惜しいところです…(大阪は遠いからなぁ)

 

 

3.AKG K550

傷有り品を購入
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AKGのヘッドホンはどうなのかと気になり購入。密閉型なのに開放型のような音場がするとはどういうことなのだろうかと気になっていました。
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おそらく、ドライバーの周りにある3箇所の穴がハウジングの内側に通じており、そこから排圧しているためそのような音になるのだと思います。

こちらも4曲でバランス化。


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これもぴったりとハマりました。

内部構造からして、フェルトは貼れないと判断したので、改造箇所はここだけです。

音の傾向としては、かなりアッサリした感じで、開放型の音を電車やバスの中で聞きたいときには重宝しています。

ちなみに穴を1個塞ぐと少し低音が増し、自分好みの音になりました。

 

4.AKG K701

オーストリア製(ココ重要)を購入。


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アジャスターゴムが伸び切っていたので手芸店にて入手したゴム紐を代わりに使用。ちょっと大変だったので作業時の画像は取り忘れました🙇

今ってアジャスターゴム単品で売ってないんですよね…探してもありませんでした。


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このような狭い空間でも入るジャックがあってよかったと安心しています笑

音はさすがAKGのロングセラー商品ということもあり、低音から高音までバランスよく出ています。

密閉型のK550よりも低温は出てるような気がします。

ちなみにオーストリア製にしたのはただのロマンです笑笑

 

5.beyerdynamic T5p

とうとうハイエンドヘッドホンも買ってしまいました。ケーブルが本体で断線しているものを安く購入。その後PW audio No.5に取り替え。


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スラドライバーに憧れたというのもあるのと、ultrasoneあるならbeyerdynamicもあってもいいんじゃないかという気持ちで購入。

元の音を聴いていないためなんとも言えませんが、やはりハイエンド、所持機の中でも一番気に入った音を出します。思ったより低音が控えめですが、自然な音場とボーカル含む中高域の再現度の高さは眼を見張るものがあります。

最近はコイツをリケーブル可能にするかどうか迷っています。

費用はあまりかからないし、バランス化も容易ですが、素の状態を置いておきたいという思いもあります笑

 

ケーブル編

viablue epc-4 4芯(アンバランス)

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シールド効果を狙ってそのまま利用しました。

プラグは手持ちの安物を使っているので、後々良い品に変えていこうと思っています。

 

viablue epc-4 8芯(バランス)

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かなり前にイヤホン用に作ったものをヘッドホン用にリペア。

ジャンクのイヤホンから無理矢理取り出したプラグに収縮チューブという超簡易仕様ですが、音は素晴らしい。バランス、アンバランスあるとはいえ、やはり4芯と8芯の差はある。

 

以上の仲間たちが新たに増えました。

最も好みの音に近いことから、カスタムを作る上でのリファレンス機としてT5pを使っていこうかと思います。

 

定期的な更新は難しくなると思いますが、これからもよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

intime-X 簡単な感想等

先日、intimeの新素材を採用したプロトタイプイヤホンであるintime-Xに当選しました。

当選の連絡をいただいてから約2週間、やっと届きました

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社長様の直筆サイン入りのメッセージ付きです

 

付属品

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イヤホンポーチ

アコースチューン製イヤーピース4サイズ(1ペアは本体に装着済み)

コードリール

イヤーフック

 

個人的にはポーチとリールは持ち運びの際に重宝するのでセットで付いてきたのが嬉しいですね。

 

さて、このintime-Xですが、ベースとなる碧lightとは異なる点がいくつかありますので、紹介させていただきます。

・新開発の素材を採用

 新たに開発された高密度、内部損失の大きな素材をリア部分に採用されています。

内部損失の大きさというものは簡単に言うと、ドライバー(スピーカー)から発生する振動を吸収、余分な振動を抑える能力の大きさを表します。

・ケーブルの材質

 HOTに銀コート線、COLDにOFC線が使用されています。

・VST2の採用

 intimeの代名詞ともいえるセラミックツイーターにはti3にも採用されているVST2が用いられています。

最上位機種にも採用されているものなので高音にも期待できそうです。

・HDSSの採用

 HDSSはアメリカのTBI Audio Systems LLCが開発したイヤホン筐体内部の不要な振動を抑えるデバイスです。

これと新素材とのコンビネーションで徹底した制振を目指しているのでしょう。

 

今回は4.4mmバランス、2.5mmバランス、3.5mmアンバランスの3種類がありましたが、現行の碧lightや初代碧との比較をするため、3.5mmを選びました。

どうやら2.5mmが1番倍率が高かったようです。やはりバランスで聴きたいと思われる方が多いからでしょう。

 

さて、肝心な音質ですが、まだ開封したばかりでエージングが進んでいないので単純比較できませんが、第一印象だけ記しておきます。

プレーヤーはAK300+AK380amp、ハイゲイン出力です。

まず聴いて気づいたのが音場の広さと低音の締まり具合と深さがlightよりもさらに優れている点です。低音の締まりはしっかりと制振されている証拠でしょうか。

音場の広さは上位機種にも迫ります。(もしかしたらそれ以上かも?)

VST2による歪みの少ない高音も目を見張るものがあります。また、銀コート線の採用も影響しているかもしれませんね。

どのジャンルでも高いレベルで鳴らせる実力があると思います。

6000円で買える音ではないのは確かです。

 

初代碧と比較しても、重量が減ったことにより装着感が向上しました。

しかし、碧の音が気に入っている方からすれば低音がブースト気味に感じられるかもしれません。もしかしたらエージングすればバランスが整ってくるかもしれませんね。

 

初代の重量が許容できるのであれば、長時間の使用は初代、ノリ良く聴きたいときはX、手軽に聴きたいときはlightと使い分けをしようと思います。

他のプレーヤーやアンプとの組み合わせやしばらく使った感想等はまた今度記そうと思います。

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今後この素材や技術を搭載した量産型も計画されているそうなので、そちらにも期待したいところですね!

 

 

AAW AXHリシェル

今回はツイッターのフォロワー様から譲っていただいたシェル割れのAAW AXHのリシェルについて書いていこうと思います。

 

まず最初に

ドライバーの解析をした結果…

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bellsing版TWFK×2、おそらくfostex製の9mmダイナミックドライバー×1でした。

多分3way

ダンパーはTWFKが片方白、もう片方茶、DDは無し

全て1.5ミリの音導管でした。

 

まあ、コンデンサーやらで音はだいぶ変わってくるのでネットワークについてはあまり多くは語れませんが…

 

今回はL側のシェルが砕けていたので両側のドライバーを取り出し、カスタム化しました。

 

使用したレジンは星の雫、透明感バツグンです‼︎

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その分気泡が目立つのに気を使いますが、今回は割とうまくいきました。

 

できるだけオリジナルの音に近づけるため、音導管の長さ、ダンパーの位置、ベントの位置(後述します)を可能な限り近づけました。

 

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オリジナルのAXHにはこの部分にベントがあり、DDの背圧をコントロールしているようでした。

遮音性をあげたかったので、白ダンパーのところを緑ダンパーにしてみました(緑の方が密度が高い)

また、0.5ミリの穴も開けました。当初は1ミリほどにしようかと悩みましたが、これにして正解。

 

総評

やはりメーカー製、音がきちんと出来上がっています。

この前の4ドラの方がちょっと上かなぁと思うところもありますが、DDの低音が聴けてこれも十分アリだと思います。

実はAXHのオリジナル版を聴いたことが無いので、また機会があれば比較してみようと思います。

フェイスプレートとシェルのつなぎ目もメーカーに負けないほどうまく行ったのでそこは大成長を遂げたと個人的には感じました。

 

最後に、お高いものにもかかわらず、譲ってくださったフォロワーの方に心から感謝いたします。ありがとうございました。

 

CK100proリシェル

今回はAudio technicaの3BAイヤホン、CK100PROのリシェルについて書いていきます。

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両方ともL側のものを格安で入手し、片方を無理矢理R側にして使用しておりました。

しかし、若干音のバランスが悪かったのと、リシェルしたらどんな音になるのか気になり、試してみた次第です。

 

今回も、文章がメインです。

ドライバー等の写真はありませんのでご了承ください。

今回はいつものクリアシェルから、アルミの薄い板をFPに使用してみました。

 

元々このイヤホンはアコースティックホーンと呼ばれる、音導管を出口に向かって広げるという手法が採られており、高音の伸びがよりよくなるようにできています。

今回はふたつあるスパウトそれぞれから、別の内径の音導管を接続してみました。

 

中低域が1.5ミリ、高域が2ミリです。

アコースティックホーンを使わずとも、2ミリもあれば高音は伸びてくれるはずです。

 

ということで…

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(CK100PROは右側です。左側はまた後日記事にしますのでお楽しみに。)

いきなり完成形です。

 

早速音の評価を…

 

低音ですが、細めの音導管を採用したことでオリジナルより量感が増しています。

しかも解像度が高い。

中音も同じく、高音に負けずしっかりと出ています。解像度高い。

 

高音は目を見張るものがあります。

まず、音がストレートに飛び込んでくる感じですが、刺さらないというちょうど良い塩梅です。管楽器やバイオリン等しっかりと上まで伸び切ります。

イヤーピースが無いこと、フィルターを外したこと、音導管を広めにしたことが今回の音に影響したはずです。

 

ということで今回はCK100PROのリシェル記事でした。

みなと補聴器さんなどのリシェルを受け付けているメーカーにリシェルしてもらう価値はかなりあるとおもいます。

もちろんケーブルも様々なものが使えるようになります(あの逆mmcxは一体…?)

ジャンクを買って自分でチャレンジするのもアリかもしれませんね!

 

それではまたお会いしましょう。

1x2+1way4drivers

ここからは過去に作ったものの紹介できなかったものについて書いていきたいと思います。

 

残念ながら完成後の写真しか無いので文章メインです。

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アリエクスプレスにて、2つで625円という破格のドライバーを発見しました。

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これです。

ciがこの値段だと少し信じがたいですが、一応本物のknoelesのようです。

スパウトが片方に寄っていること以外はさほど不満はありませんでした。

しかし、まだまだ個体による出力等のばらつきが多いようです。(今回は簡易的な測定でばらつきはほぼありませんでした。

 

今回はこれをふたつとED29689、SONION2389を使ったものを製作しました。

ciふたつをウーファー、EDと2389をツィーターとして使用しています。(だから1x2+1wayという表記をあえてしました。

 

具体的には

ciを直列に10Ω抵抗

EDと2389(両方ともセンタータップ使用)に1.5μFコンデンサ

ciの音導管にイエローフィルター

EDの音導管にレッドフィルター

2389はストレートです。

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(↑ドライバーをシェルに突っ込んだあと)

 

これはfitearの萌音の構造を参考にしました。

コンデンサやドライバーが異なるので、だいぶ異なった音になっています。

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(↑蓋閉め中…)

 

ここから先は音の評価を…

まず、ci30120がカスタムによく使われるci22955や2015と比べて分厚い低音を鳴らします。解像度はそれほど低い訳ではありませんが、2個も搭載すると、イエローフィルターで押さえ込んで丁度良い(もしかしたらちょっと出すぎ?)でベースの音が追いかけやすくなっています。

そしてこだわった高音

2389の音をダイレクトに伝えているので、とても明瞭です。若干引っ込みがちな中音はEDで程よくカバーされており、中〜高域の解像度は低音に飲まれることなくかなり高いです。

高音ボーカルやハイハット等が綺麗ですね。

 

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erosiiとdp-x1と一緒に…
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H3カスタムと一緒に…

 

ということで今回は文章メインの記事でしたがなかなか良いものが作れたと思います。

この時点での最高傑作となりました。

あとリシェルしたものが2つもありますがそれはまた今度にしましょう。

長文に付き合っていただきありがとうございました。

それではまた。