intime-X 簡単な感想等
先日、intimeの新素材を採用したプロトタイプイヤホンであるintime-Xに当選しました。
当選の連絡をいただいてから約2週間、やっと届きました
社長様の直筆サイン入りのメッセージ付きです
付属品
イヤホンポーチ
アコースチューン製イヤーピース4サイズ(1ペアは本体に装着済み)
コードリール
イヤーフック
個人的にはポーチとリールは持ち運びの際に重宝するのでセットで付いてきたのが嬉しいですね。
さて、このintime-Xですが、ベースとなる碧lightとは異なる点がいくつかありますので、紹介させていただきます。
・新開発の素材を採用
新たに開発された高密度、内部損失の大きな素材をリア部分に採用されています。
内部損失の大きさというものは簡単に言うと、ドライバー(スピーカー)から発生する振動を吸収、余分な振動を抑える能力の大きさを表します。
・ケーブルの材質
HOTに銀コート線、COLDにOFC線が使用されています。
・VST2の採用
intimeの代名詞ともいえるセラミックツイーターにはti3にも採用されているVST2が用いられています。
最上位機種にも採用されているものなので高音にも期待できそうです。
・HDSSの採用
HDSSはアメリカのTBI Audio Systems LLCが開発したイヤホン筐体内部の不要な振動を抑えるデバイスです。
これと新素材とのコンビネーションで徹底した制振を目指しているのでしょう。
今回は4.4mmバランス、2.5mmバランス、3.5mmアンバランスの3種類がありましたが、現行の碧lightや初代碧との比較をするため、3.5mmを選びました。
どうやら2.5mmが1番倍率が高かったようです。やはりバランスで聴きたいと思われる方が多いからでしょう。
さて、肝心な音質ですが、まだ開封したばかりでエージングが進んでいないので単純比較できませんが、第一印象だけ記しておきます。
プレーヤーはAK300+AK380amp、ハイゲイン出力です。
まず聴いて気づいたのが音場の広さと低音の締まり具合と深さがlightよりもさらに優れている点です。低音の締まりはしっかりと制振されている証拠でしょうか。
音場の広さは上位機種にも迫ります。(もしかしたらそれ以上かも?)
VST2による歪みの少ない高音も目を見張るものがあります。また、銀コート線の採用も影響しているかもしれませんね。
どのジャンルでも高いレベルで鳴らせる実力があると思います。
6000円で買える音ではないのは確かです。
初代碧と比較しても、重量が減ったことにより装着感が向上しました。
しかし、碧の音が気に入っている方からすれば低音がブースト気味に感じられるかもしれません。もしかしたらエージングすればバランスが整ってくるかもしれませんね。
初代の重量が許容できるのであれば、長時間の使用は初代、ノリ良く聴きたいときはX、手軽に聴きたいときはlightと使い分けをしようと思います。
他のプレーヤーやアンプとの組み合わせやしばらく使った感想等はまた今度記そうと思います。
今後この素材や技術を搭載した量産型も計画されているそうなので、そちらにも期待したいところですね!